立ち上がりたい
普通、疲れると「座り込みたい」と思うのですが、今年の夏合宿は「立ち上がりたい」ほど疲れたみたいです(笑)。
合宿期間中、田中章博フィジコが全日程付き添ってくれたのですが、そのトレーニングはひたすら、はいつくばって、寝ころんでというものだったようで、選手からは「たちあがりてえー」と悲鳴があがったそうです。
例年、野沢合宿は「走り合宿」ということで、あの山道をひたすら走ったものですが(帰り道、ちょっと道をはずれたのが熊に遭遇したなんて伝説もあります)、今年はその走りとともに、フィジコははいつくばる訓練で、体幹を徹底的に鍛えたようです。
こうした体幹筋は外側の大きな筋肉のように、目立って太くなるというものではないといいますが、アスリートの生命線である、バランス力を左右するそうですね。田中フィジコ、いいコーチでしょ。
以前、バスケットの試合をコートサイドで観戦したことがありました。前半、ロングシュートをたくさん決めていた選手が、試合後半になると決まらなくなってきたんです。斜めの角度からシュートを打つと、見ている目線と打った選手と狙っているゴールが一直線になることが何度もあります。
そのシュート姿勢を見ていると(体育館の中って直線が多いのでそれが規準になるのですが)、微妙に体の中心軸がずれて来ていて、素人目にもリリースの瞬間から入らないのが分かりました。
バランスを崩すのには、もちろんいろんな要素があるのだとは思いますが、やはり体幹のトレーニングなどしっかりしていると、シュートを打つ瞬間の姿勢に影響するでしょう。
関係のない話ですが、我が家の第一子は狭い部屋で育ったせいか、つかまり立ちが非常に早かったんです。一方、第三子は親も年取ってのんびりしてたんでしょう、いつまでもハイハイをしてました。
後年、ずっと大きくなってから、その二人がハイハイで競争したんです。年齢差5歳、その時は小学校中学年と幼稚園だったかな、体力的にはもちろん上が圧倒的に強いのですが、これはチビの圧勝でした。
木造校舎で育った私らはぞうきんがけとかワックスがけなんかもはいつくばって、やらされたじゃないですか。ワックスと言っても、ろうそくを削ってそれをぞうきんでゴシゴシ教室の床にすりこんでいたんですが。
まあ、今の子たちはそんなことはしないで済んでいるんでしょうねえ。子どもって面白いもので、隣のクラスよりうちの方がピカピカ光ってるなんて競争したものです。もしかしたら、そんなことで体幹が鍛えられていたかもしれませんね。
なんか昔話になってしまった。年寄りはいやだな(笑)。
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コメント
これって、鎌高ですか?
実物見てみたいです。
また、応援に行きますね。
投稿: OBの親 | 2012年8月 7日 (火) 00時21分