世界で一番
大滝さんがフランスでプロ契約した話を書きました。彼女の契約は記者会見をするほどの関心を呼んだようですが、これもなでしこへの注目があってこそでしょう。昨年、なでしこたちがワールドカップに旅だった時の報道陣は数えるほど、そして出迎えはたいへんな数だったとか。大滝さんも一年違えばどのくらいの話題になったでしょうか。
そう言えば、昨年10月頃の平塚のタウン紙に大滝さんのユニバーシアードでの活躍が大きく載せられました。うちの保護者の方からいただいて、それを職員室に掲示してもらったんですが、あまり関心は呼ばなかったようです。しばらくしたら、棚の後ろに落ちてホコリまみれになってました。
これはなでしこ活躍のあとの話なんですが、まあ、こんなもんなんでしょう。
それにしても沢穂希選手がバロンドールに選ばれ、メッシと並んで写真に収まっている様子は、なんと表現していいのでしょう。ちょっと言葉が見つかりません。
2002年のワールドカープのあと(もちろん男子の方です)、サッカー協会の川淵キャプテンが「2050年までには、再びワールドカップを日本で開催し、優勝する」と朝日新聞のコラムに書いていたのを思い出しますが、まさかなでしこがこんなにも早く、その夢を実現するとは思いませんでした。
大滝さんにしてもなでしこたちの誰彼にしても、決して恵まれていえるとは言えない環境の中、愚直とも言えるようながんばりと挑戦で世界に羽ばたいて行く姿を見ると本当にすごいなと思います。
そういえば、9日(木)の総合学習の時間、1,2年生は「卒業生講話」ということで、横須賀共済病院循環器センター長・高橋淳ドクターの話を聞きました。鎌高のOBです。
高橋ドクターは昭和55年頃の卒業のようです(よく聞いてなかった)。埼玉医科大学から東京医科歯科大の医局へ入局←聞いててここがすごいなと思いました。言うなれば外様ですよね。その頃、本で感銘を受けた内科の権威が医科歯科大にいたのだそうです。それでこの医局に飛び込んだわけです。
埼玉医科も決して簡単に入れる大学ではありません。駿台の偏差値で見ると早稲田の理工とほぼ並びます。そして学費は6年間で3800万円。ちなみに国公立医科大学の学費は365万です。まあ10倍ですね。
最初出身大学名だけ聞いたときは、「お金持ちのボンボン?」みたいに思ったんですが(もちろんお金もお持ちだったのでしょうが)、半端なく勉強のできる医科歯科生にまじって、「とにかく与えられたことは体を動かしてすべてやろうと決心した」という考え方で働いたのだそうです。覚悟がすごいですね。そして謙虚。
そうした働きが認められて海外留学のチャンスもつかむのですが、そこでも普通考える留学先のUSAではなく、心臓カテーテルの権威がいるフランスを選んだと言うことです。
そして、そこで学んだカテーテルによる心房細動(長島茂雄さんとかが脳梗塞になった原因だそうです)の独自の焼灼法を発明。今ではそれが世界の主流になっているそうです。なんかすごい人だったなあ。
TVドラマの「医龍」のモデルだそうで、監修も担当し、手だけ出演したとか。なんか聞いててわくわくしましたが、生徒はどうだったんでしょうね。感想を聞きたいところです。
高橋ドクター曰く、「努力する人にチャンスが必ずしも訪れるわけではないが、努力しない人にチャンスは絶対来ない」。大滝さんも世界に向けて挑戦をして行きます。3年生も今、受験に向かってそれぞれの目標に挑んでいるところです(そうだ、明日は明治の全学部入試。神川監督(昭和60年卒)、うちの子たちずいぶんたくさん受けます。よろしくお願いします!)。
努力した人が最後には報われるように願っています。



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