実行委員
鎌高祭が終わりました。1年生たちは来校者の多いことに驚いているようです。こちらは6年もいるので慣れてしまっていますが、考えてみれば、これはやはり驚いていいことで、こういう注目される場面が得られるというのはありがたいことです。
3年生とすれ違うと、いつもジャージ姿を見慣れている連中が、舞台衣裳をつけていて見違えます。これもまた、何か別の一面を見るようでおもしろいものです。「調子はどう」なんて聞くと「うまく行ってます」という返事が多い。サッカーのことで聞くと「まあまあです」なんて謙虚なのに。
サッカー部ではありませんが、鎌高祭実行委員の男の子に、「どう?」と聞いたら、「結構いいです。先生のクラスはどうですか」と逆に切り返されてしまいました。我がクラスは企画が二転三転して、実行委員会にも迷惑かけてましたから、気にしてくれたんでしょう。
高校生ながら、委員長ともなると自分や周囲のことだけでなく、全体を見わたす目ができるんですね。彼も舞台衣裳を着て、出番が終わったばかりのようでした。自分自身のことに夢中になってると、どうしても周りのことは二の次になるものですけれども。
まして、この子との会話はこれがほとんど初めてのようなもの。この学年は3年間授業をまったく持っていなかったので、私は彼にとってあまり縁のない先生です。ほとんど初めて会話するような大人にとっさにこういうふうに言えるかな。自分の18歳の頃を考えますと…。
彼が舞台に出てきたりすると、うちのクラスの一部の女子が騒ぎます。ルックスとかそういうことだけでなく、やはり何か引きつけるようなものがあるのでしょう。
片や、と言っては何ですが。
久しぶりに後夜祭をのぞきました。まあ、私などの年齢の者から見るとずいぶん破廉恥な格好をして踊ったり歌ったりしています。サッカー部の子もやっていますが、ああいうのは、昔は体育会系の部活なんかで、先輩が後輩に無理矢理させたものです。
一種の後輩いじめで、あの頃の一年生は泣く泣くやってました。しかし、今ではそれを上級生がみずから進んでやっている所に、隔世の感があります。
それにしても、最近の学校ではいろんなことがずいぶんうるさくなってきまして、私などでも息がつまるような気がすることがありますが、この後夜祭のありよう、生徒サポート部の先生方も意外に寛容だなと、ちょっと驚きました。



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