『鎌高の80周年記念誌』が配布されました(この写真、袋の上にのせて撮ってまして、オレンジ色の部分は袋の上部で、白く光っているのが本です)。
記念誌としては他校のと比べると、ちょっと見た目が違うかな、
と思います。ご存じかと思いますが、本の装丁の世界の第一人者・
菊地信義さんによる装丁なんですね。
菊地さんは現在までに1万数千冊の装丁を手がけているそうで、
たとえば最近では金原ひとみや北方健三などの作品があるようです
。また、講談社文庫、河出文庫、
平凡社新書のフォーマットなども菊地さんのもので、
さらに山川出版の歴史の教科書まで氏のものとなると、
もしかしたら毎日のようにどこかでお目にかかっているのかも知れ
ません。
で、
なんでそんな人が鎌高の記念誌を作ってくれるのかと言うと、
鎌高のOB、13回生なんだそうです。
この文章を書こうと思って、
菊地さんについてネットで検索してみたら、
あるブログにNHKの「ようこそ先輩」
という番組の批評が出ていました。2005年に、
藤沢の本町小学校で行われた授業だということです。
私は見ていないので、そのブログ(
http://silhouette.livedoor.biz/archives/50354120.html)
に書いてあるまま抜き出しますが、
たとえば菊地さんの発言として
「徹底的に原稿を読むことでデザインが立ちあがる」とか、
装丁するために必要なこととして、
「小説のなかに潜んでいる色・紙のイメージを読みとる。」とか
「イメージする力を鍛える。」とかの言葉が出てきています。
これを読んで、あらためて『鎌高の80周年記念誌』
を手にとってみました。表紙は真っ白の地に青系の大きな文字で、
「鎌高の80周年記念誌」と三段にタイトルがあります。
そして表紙をめくると見返しに鎌高の航空写真、
これはいつも見てるなじみ深い、
このブログのトップを飾っている写真です。次にオレンジ系の扉、
罫や網掛けなどもオレンジで統一されています。
後半は青を基調としたページが続いています。この二つの色は、
どんなふうに
「鎌高のなかに潜んでいる色・紙のイメージを読み取」ったんだろうと思わせます。
裏表紙の見返しに、
これまたこのブログを飾る夕景の江ノ島と鎌高。
この青とオレンジだけに統一した構成は、
海と夕陽のイメージなのかなあ、やっぱり。
この記念誌、在校生にはみな配られます。保護者の方、
お子さんが家に持って帰ってきたら、ちょっと見てみてください。
教員の記念誌担当者が恐縮しておりましたが、「世界の菊地」
にこれだけ丸投げした本も珍しいのではないかと言うことです。
一つ一つの原稿や写真を「これはここに使おう、これはこっち」
と菊地さん自ら、選別したのだそうです。「うーん、
もしかしたらかなり大胆不敵な行為だったのかも」と担当教員、
述懐しておりました。
さて、表・裏の見返しを飾る2葉の写真、
サッカー部3年生のお父さんが撮ってくださったものです。
たまたま記念誌担当になった先生がこのブログを見て「いいなあ、
あの写真」と言ったのであげていたんですが、
それが菊地さんのお眼鏡にかなったんですね。
実はこの2葉、去年の卒業アルバムにもどうかなと思って、
アルバム委員会に提供していたんですが、
そっちでは没になりました。
そのときはちょっとがっかりだったんで、今回は少々満足。
残念なことも一つありまして、
撮影者のことを80周年誌に載せてもらえなかったことです。「
64期生保護者撮影」
とどこかに入れておいてって頼んだんですが、
校正のとき忘れたらしい。ま、しかたないので、
ここで声を大にして言っておきます。
「この写真、サッカー部関係者のですよー!」
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